排出ガス、燃費、電費等の試験

より正確な評価結果を求めて、
最新の設備と技術で
各試験に取り組みます。

 公益財団法人日本自動車輸送技術協会(JATA)の中核的設備であるシャシダイナモメータ試験設備(排出ガス分析システムも含む)を用いて、各種走行モードにおける排出ガス性能、燃料消費率、ならびに電気自動車の電費試験などを実施できます。
 これらの試験の技術的な内容や委託試験のご依頼、ご希望等につきましては、JATA昭島研究室の技術課(☎042-503-7980、メール:gijutu@ataj.or.jp)にお問い合わせください。できるだけ積極的に対応させて頂きたいと存じます。
 また非認証輸入車・改造車等の車両登録関連では、登録する前に対象車の排出ガスが我が国の排出ガス基準を満たしているかどうかを確認する試験を実施しております。このような車両登録に必要となる試験につきましても、JATA昭島研究室で受けております。この種の試験につきましては昭島研究室の試験課(042-544-1004)にお問い合わせ下さい。

 受託によりJATAが実施する試験では、例えば車両開発や部品開発において重要なチューニングの結果と排出ガス・燃費との関連性を調べるための評価試験や、国、自治体などが行政施策の関係で必要となる試験、例えば走行条件と排出ガス(CO2も含む)や燃費との関連性を調べるための試験なども実施できます。また昭島研究室の機械慣性式の高精度二輪車用シャシダイナモメータを用いた二輪車の排出ガス・燃費試験にも対応しています。(機械慣性式シャシダイナモメータは、電気慣性方式に特有な微妙な制御遅れの影響が回避できるので、運転性が重視される二輪車の試験には特に適していると考えられます。)
 最近は、温暖化防止の観点から、車の燃費向上に対するユーザーの要求がますます厳しくなってきており、交換部品等の違いによる燃料消費特性への影響をより正確に調べるといった試験需要も増えています。
 当協会では昭島研究室に設置された最新鋭の4WDシャシダイナモメータを使って、実走行状態での走行負荷を正確に再現した上で、カーボンバランス法により燃料消費量を正確に測定します。またモード全体の燃料消費量だけでなく、個々の走行トリップ(例えば発進から停止までの一連の走行など)の消費量もモーダルマス解析法により算出することができます。
 タイヤ種違いによる燃費影響評価などの目的で、テストコースにおける実路惰行試験(走行抵抗測定)などにも必要に応じて対応します。(テストコースで行う試験の場合は、コースの借用経費が別途かかります) また当協会の4WDシャシダイナモメータ設備を用いて、電気自動車の電力量消費率(電費)や1充電走行距離の測定にも対応しています。