公式の燃費試験法に則して各種タイヤの燃費関連性を評価する方法
そこで当協会では、複数のタイヤ間での燃費差を定量的に比較する評価試験や解析を受託により請け負っています。
タイヤによる燃費影響度を現在の自動車燃費評価の試験方法に基づいて定量的に評価する場合には、以下の方法を用います。
自動車タイヤが燃費に関係するのは、走行時のタイヤ回転に伴うタイヤ部材の繰り返し変形や路面との摩擦、タイヤ自身が受ける空気抵抗による損失が、エンジン仕事に影響するためです。タイヤ損失のうちの約90%がタイヤ変形に起因するといわれていますので、損失の少ない低ころがり抵抗タイヤ、すなわちエコタイヤの開発が積極的に行われ、燃費への効果がアピールされています。こうしたタイヤのエコ性能に関しては、ユーザーの商品選択に必要な情報を提供する観点から、わが国では右下図に示すタイヤのグレーディング(等級化)とラベル表示の制度が 導入されています。
自動車タイヤが燃費に関係するのは、走行時のタイヤ回転に伴うタイヤ部材の繰り返し変形や路面との摩擦、タイヤ自身が受ける空気抵抗による損失が、エンジン仕事に影響するためです。タイヤ損失のうちの約90%がタイヤ変形に起因するといわれていますので、損失の少ない低ころがり抵抗タイヤ、すなわちエコタイヤの開発が積極的に行われ、燃費への効果がアピールされています。こうしたタイヤのエコ性能に関しては、ユーザーの商品選択に必要な情報を提供する観点から、わが国では右下図に示すタイヤのグレーディング(等級化)とラベル表示の制度が導入されています。
当協会では、最近注目されているエコタイヤ(低ころがり抵抗タイヤ)が実際の車の燃費のどのように影響するかを実測、解析、シミュレーションで評価する手法及びツールをいくつか用意しております。
受託試験では以下に示すタイヤの試験・評価が実施可能ですが、お客様のお考え、目的、内容に応じて柔軟に対応いたしますので、試験項目や実施時期、試験条件等につきまして、JATA本部の技術部(Tel:03-6836-1585/E-mail: gijutu@ataj.or.jp)にご相談ください。
①テストコースでの各種タイヤを装着した車の惰行試験(コースは借用)
②シャシダイナモ上での車両惰行またはASR駆動法によるタイヤ抵抗比較試験
③シャシダイナモ上でのモード燃費測定(①、②による負荷設定での試験)
④先進タイヤ試験機によるモード走行時のタイヤ損失測定(小野測器と連携)
⑤タイヤ違いによる燃費改善率の推計計算