技術解説ーカーボンバランス燃費計測法1
JATAによる燃費の受託試験に関するご案内ページはこちらから
JATAへの試験委託のお手続きに関する案内ページはこちら
l1l2l3l4l5l 次頁へ進む>
1.カーボンバランス燃費測定法とは
2.カーボンバランス法(C.B法)の原理
C.B法は、燃料の形でエンジンに入る炭素の原子数(燃料の炭素原子数)と排出ガスになって外部に放出される炭素原子数(排出ガス中の炭素原子数)がバランスしているという原理を応用したものです。炭素成分を含むCOとCO2およびHC成分の各排出量から、それぞれの成分の分子量と成分中の炭素比(組成比から計算)から総排出炭素質量を求め、燃料のHとCの比(ガソリン車の燃費計算では1.85に設定)および燃料密度(現行のガソリン車の燃費試験では測定された燃料密度を用いる)を用いて、モード走行中の燃料消費量を計算し、燃料1リットルあたりの走行距離に換算して表示します。
l1l2l3l4l5l 次頁へ進む
JATAによる燃費の受託試験に関するご案内ページはこちらから
JATAへの試験委託のお手続きに関する案内ページはこちら
l1l2l3l4l5l 次頁へ進む>
1.カーボンバランス燃費測定法とは
ガソリンやLPガス、軽油のように炭素原子を含む燃料を用いる自動車では、JC08モードやWLTCモード等のモード運転中の排出ガス量を測定することによって、燃料消費量を間接的に演算する方法が一般的に使われています。排出ガス成分のうち、炭素原子を含むガス成分(CO、CO2及びHCの各排出重量を測定し、燃料中の炭素と水素の割合および燃料密度などの値から、モード走行時の燃料消費量に換算する方法でカーボンバランス法と呼ばれています。この測定原理によれば、炭素を含む燃料を使用する自動車には適用可能ですが、水素燃料のように炭素を全く含まない燃料を使う自動車には適用できません。ガソリンや軽油、バイオ燃料などそれぞれ性状が異なる燃料であっても、炭素・水素の原子数の比と燃料密度を正しく測定すれば、カーボンバランス法を使って排出ガス測定の結果から燃費を計算できます。
2.カーボンバランス法(C.B法)の原理
C.B法は、燃料の形でエンジンに入る炭素の原子数(燃料の炭素原子数)と排出ガスになって外部に放出される炭素原子数(排出ガス中の炭素原子数)がバランスしているという原理を応用したものです。炭素成分を含むCOとCO2およびHC成分の各排出量から、それぞれの成分の分子量と成分中の炭素比(組成比から計算)から総排出炭素質量を求め、燃料のHとCの比(ガソリン車の燃費計算では1.85に設定)および燃料密度(現行のガソリン車の燃費試験では測定された燃料密度を用いる)を用いて、モード走行中の燃料消費量を計算し、燃料1リットルあたりの走行距離に換算して表示します。
l1l2l3l4l5l 次頁へ進む