4WD用シャシダイナモメータ
4WD用シャシダイナモメータ
4WDシャシダイナモメータの技術解説ページ
4WDシャシダイナモメータの性能評価法の解説
JATA保有の4WDシャシダイナモメータ設備の性能
JATA保有の4WDシャシダイナモの試験状況の動画
4WD車対応シャシダイナモメータ 1号機(第2試験室に設置)
主な対応業務‐車両登録に関連した排出ガス試験、その他
1.4WDシャシダイナモメータ | |
⑴製作 | ㈱明電舎製 |
⑵型式 | CHDY-8023型 |
⑶制御方式 | |
①慣性補償 | 全電気慣性制御 |
②動力計制御 | 速度制御(ASR) トルク制御(ATR) 走行抵抗制御(ALR) |
③走行抵抗設定 | 多点制御 関数制御 |
⑷動力計 | |
①動力計の種類 | 交流式電気動力計 |
②吸収力/駆動力 | 吸収:95kW(220kW) 駆動:70kW(160kW) |
⑸ローラ | |
①ローラ形式 | シングルローラ×2機 |
②ローラの径、幅及び全幅 | Φ1219.2㎜, 975㎜, 2750㎜ |
③許容軸重 | 2000kg |
④許容速度 | 160km/h(Max) |
⑹フライホイール | |
①固定慣性質量 | 830kg |
②合計慣性質量 | 2WD 625(-205)kg~3500(+2670)kg 4WD 680(-980)kg~3500(+1810)kg |
⑺タイヤ冷却用送風機 | |
①送風機形式 | シロッコファン(定速) |
②吐出口寸法及び形状 | W600×H100㎜ ▢形 |
③風速・風量 | 100km/h(定速),100m³/min |
⑻車両固定装置 | 2WD ベルト式 4WD スプリングロッド式 横揺防止 ベルト式 |
⑼移動装置 | 電動送りネジ式 |
①ホィールベース | 2100㎜~4500㎜ |
②ストローク | 2400㎜ |
⑽操作計測・制御盤 | MEIDACS-DY6200P |
①車速測定装置 | ローラ回転換算速度 |
②惰行時間測定装置 | 走行抵抗設定 |
③エンジン回転速度計 | ガソリン及びディーゼル用 |
④風速計 | 車速比例送風機制御 |
⑤動力計制御装置 | 動力計制御設定 |
2.車両冷却用送風機 (1機) | |
⑴製作 | ㈱明電舎製 |
⑵型式 | TFL-6W特-P0型 |
⑶送風機形式×機数 | 車速比例型軸流式×1機 |
⑷吐出口寸法及び形状 | W1000×H600 |
⑸風速等 | |
①風速 | 2~120km/h(車速比例) |
②風量 | 1200m³/min(Max)×1機 |
3.運転指示装置 (1機) | |
⑴製作 | ㈱堀場製作所製 |
⑵型式 | CRSD-7000型 |
⑶形状及び画面表示形式 | 液晶タイプ画面(15inch)ボックス型 |
⑷画面表示事項 | 基準走行モード、実走行モード 時間・速度許容範囲 |
⑸書き込み機能 | 変速位置及び実走行モード |
4WD車対応シャシダイナモメータ 2号機(第5試験室に設置)
主に使用する業務
〇委託要望等に対応した排出ガス・燃費・電費の試験、その他車両試験
〇自主研究によるシャシダイナモ試験手法、車両・タイヤ等の性能評価など
〇その他試験
4WDシャシダイナモメータ | |
1.シャシダイナモメータ | (1機) |
⑴製作 | ㈱明電舎製 |
⑵型式 | CHDY-9699型 |
⑶等価慣性質量 | 455kg~3500kg |
⑷制御方式 | |
①慣性制御 | 全電気慣性制御 |
②動力計制御 | 速度制御(ASR) トルク制御(ATR) 走行抵抗制御(ALR) |
③走行抵抗設定 | 多点制御 関数制御 |
⑸動力計 | |
①動力計の種類 | 交流式電気動力計 |
②吸収力/駆動力 | 95kW(連続定格)/70kW(同) 220kW(過負荷定格)/160kW(同) |
⑹ローラ | |
①ローラ形式 | シングルローラ×2機 |
②ローラの径、幅及び全幅 | Φ1219.2㎜, 975㎜, 2650㎜ |
③最大軸荷重 | 20kN |
④許容速度 | 160km/h(Max) |
⑺慣性設定関係 | |
①電気慣性補償範囲 | 2WD時:‐482㎏~2668㎏ 4WD時:‐984kg~1836kg |
②固定慣性質量 | 2WD時:832kg(含動力計) 4WD時:1664kg(含動力計) |
③合計設定慣性量 | 2WD時:350㎏~3500㎏ 4WD時:680㎏~3500㎏ |
⑻タイヤ冷却用送風機 | |
①送風機形式 | シロッコファン(車速追従・定速) |
②吐出口寸法及び形状 | W600×H100㎜ 前後各2機 |
③風速・風量 | 100km/h(定速), 100m³/min |
(9)車両固定装置 | 2WD時:タイヤベルト巻き式 4WD時:4点チェーン拘束式 |
⑽移動装置 | 電動スクリュー駆動式 |
①ホイールベース | 2100㎜~4600㎜ |
②ストローク | 前後2500㎜ |
⑾操作計測・制御盤 | |
①車速測定装置 | ローラ回転換算速度 |
②惰行時間測定装置 | 走行抵抗設定 |
③エンジン回転速度計 | ガソリン及びディーゼル用 |
④動力計制御装置 | 動力計制御設定 |
車両冷却用送風機(1機) | |
⑴製作 | ㈱明電舎 |
⑵送風機形式×機数 | 車速追従型ターボ式×1機 |
⑶吐出口寸法及び形状 | W1300×H700㎜ ▢形 |
⑷風速等 | |
①風速 | 0~140km/h(車速追従) |
②風量 | 2133m³/min(Max)×1機 |
3.運転指示装置(1機) | |
⑴製作 | ㈱堀場製作所製 |
⑵型式 | CRSD-7000型 |
⑶形状及び画面表示形式 | CRT画面(17inch)吊り下げ式 ボックス型 |
⑷画面表示事項 | 基準走行モード、実走行モード 時間・速度許容範囲 |
⑸書き込み機能 | 変速位置及び実走行モード |
注記)
⑴当協会のシャシダイナモメータは、自動車規格JASO E014に定められた制御性能の判定基準を余裕を持ってクリアしています。(当ホームページの技術解析‐シャシダイナモメータによる車両評価の5~9頁を参照)
⑵左記に示す電気慣性による試験車の慣性補償範囲は、JC08等の試験モード走行を前提としたものです。台上走行モードの加減速状態によっては、電気動力計の制御性能により左記の慣性設定範囲より拡大できる場合や、挟まる場合があります。
⑶最近の2輪駆動自動車(FF,FR)では、車載電子機器の制御により非駆動輪をベルト巻き固定してしまうと、4輪が回転しない異常状態と判定し、エラーになってシャシダイナモ試験ができない車が増加しています。こうしたタイプの車を試験するときは、当協会の4WDシャシダイナモメータの持つ機能を利用して、駆動輪を設置するローラの動力計を通常の2WDモードで制御し、非駆動輪を設置するローラ側を駆動輪側のローラに追従動機回転させるモードを選択できます。つまり2WDの試験車を4輪回転で試験することで、上記のエラーモードが生じないようにできます。