・常温時制動試験
   最高速度の90%(ただし60km/hを上限(最高速度が50km/h以下の場合には40km/h))±5km/hの初速度から
   制動をかけ停止距離又は減速度を測定する。
   試験条件
    ・試験前ブレーキ温度は100℃以下
    ・制動装置操作力は足動式の場合には350N以下、手動式の場合には200N以下とする。
    ・クラッチは断(ATの場合にはニュートラル)
    ・試験車重量は積載状態
    ・試験回数は最大6回(1回で基準内であれば終了)

・フェード試験
  常温時制動試験と同内容の測定を行い、その時の制動距離又は減速度を基準とする。
  その後、規定された方法に従い制動を10回繰り返し、10回目の制動操作が終了してから1分以内に、基準とした
  測定方法と同様の方法により制動操作を行い、制動距離又は減速度を測定。 

  加熱手順を実施
     ↓
  高温時制動試験

  *加熱手順
   初回、制動初速度(最高速度の70%、100kmを上限)±5km/hから3.0+0.5-0m/s2の減速度で制動、停止。
   2回目から10回目まで同じ操作力により制動、停止。
   初回制動開始から950±50mごとの10回目まで繰り返す。

  *高温時制動試験
   基準となる常温時制動試験と同じだが、制動は可能な限り常温時制動試験と同じ操作力で行う。
    (加熱手順終了後1分以内)

   試験条件
   ・試験前ブレーキ温度は100℃以下
   ・基準試験時制動装置操作力は足動式の場合には350N以下、
    手動式の場合には200N以下とする
   ・試験車重量は積載状態
   ・試験は適切な結果を得るまで繰り返し行うことができる

  *湿潤性能試験(ディスクブレーキに適用、ドラムブレーキは除外)
    最高速度の90%±5km/hの制動初速度から、2.5+0.5-0m/s2の減速度
    で減速停止し、このときの減速度および操作力を測定する。
     制動初速度±5km/hで走行し、15ℓ/h以上の流量の水をディスクに噴射する。(500mm以上走行)
     初回制動時と可能な限り同じ操作力で制動かけ、減速度を測定
   試験条件
    ・試験車重量は積載状態
    ・試験前ブレーキ温度は100℃以下
    ・クラッチは断


2.主制動装置の試験内容

公益財団法人日本自動車輸送技術協会は、自動車の安全確保、環境保全に役立つ各種の試験、調査、研究を行うことで社会に貢献しています。

以前のホームページ

公益財団法人日本自動車輸送技術協会 Japan Automobile Transport Technology Association

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技術解説

技術解説ー超小型モビリティの制動性能試験2

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