プラグイン燃費は以下の式で計算します。

プラグイン燃費の算出

 移行サイクル中のプラグイン走行割合は、プラグイン走行時とハイブリッド走行時および移行サイクル排出CO2量の按分計算により求めることになっています。

移行サイクル中のプラグイン走行割合の求め方

外部電源を用いた走行での電力消費率(km/kWh)は、次の式により求めます。

 排出CO2量はエンジンの行った仕事量に比例すると考え、また、モーターが行った仕事ではCO2は排出されないことから、プラグイン走行時の各サイクルのCO2排出量をCVS連続法で測定・演算して、上式の定義に基づく「等価EVレンジ」の値を算出します。
 CDモードの中で、特に外部電源のエネルギーのみを利用してEV走行する距離を等価EVレンジ(km)と定義し、CO2排出量測定値を按分して、下記の計算式により求めます。

等価EVレンジの概念の導入

 PHEVでは、バッテリーのSOCがその車に設定されたレベルまで低下するまでは基本的にEV走行を行いますが、その途中でもバッテリーの状態や運転状況によってエンジンが作動することがあります。したがって単純にEV走行とHEV走行を領域区分して評価できない問題があります。

 そこで下図に示すように、C08モードを複数回走行する際の領域区分を行い、発進後外部給電のエネルギーを消費しながらの走行(SOCが徐々に低下)でHEV走行に切り替わるまでの走行距離Aまでの区間をプラグインレンジと呼ぶことになりました。HEV走行に切り替わる時に運転していたサイクルを移行サイクル、それ以前をプラグインサイクル、そして完全にHEVで走行するサイクルをハイブリッドサイクルと呼びます。

プラグインハイブリッド車(PHEV)続き

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